会長挨拶|ほうべん                         法律勉強会〜東京大学〜

   こんにちは、東京大学法律勉強会(通称:ほうべん)第28期会長の渡辺です。

   ほうべんに所属している、或いは所属を考えている皆さんに、僕から会長として伝えたいことは、皆さんに「二つの交流」を意識してほうべんの活動に参加していただきたいということです。 「二つの交流」とは何でしょうか。それは、「外(ソト)との交流」と「内(ウチ)との交流」です。

   まずは一つ目、「外との交流」について。「外との交流」とは、「社会との交流」のことです。私たちほうべんは、弁護士や官僚、企業などの社会の第一線で活躍されている方々を訪問し、お話を伺うことで現代の社会問題や自分たちの将来について考える糧とすることを主眼としています。こうした訪問活動に基づく社会人の方々との交流が「外との交流」にあたります。
   私たち学生は、生活領域の中心を大学のキャンパスに据えている以上、「大学」という1つのコミュニティの中にこもりがちです。その中で学問を身につけることはもちろん大切ですが、現実に目を向けたとき、果たして身につけた学問だけで目の前の社会問題に立ち向かうことはできるのでしょうか。僕は、それは困難なことだと思います。そこで、実際に問題に対峙している社会人の方々からお話を伺い、「当事者感覚」を意識することが、学問と現実のギャップを埋めるための近道ではないかと思います。

   次に二つ目、「内との交流」について。「内との交流」とは、「ほうべんメンバー間の交流」のことです。
   ほうべんには、様々な大学・学部・学年・サークルに所属する人たちが所属しています。このように多様なアイデンティティを持つ学生が共通のコミュニティに所属しているということは、それだけで珍しい、価値のあることだと思います。こうした「価値」を最大限に活かすためにも、「価値観の異なるメンバーが同じ訪問を通してそれぞれどのような感想を抱いたか」や「自分が属していないコミュニティに属している人はどのような考えや価値観を持っているのか」などといったことをメンバー間で交換・共有できるといいと思います。また、僕たち執行部としても、訪問活動後のアフターや交流会などの形で、皆さんが情報交換しやすい場を意識して提供していくつもりですので、普段の訪問活動だけでなく、こうした仲間との情報交換の場にも積極的に参加してもらえると幸いです。

   皆さんが「ほうべんでよかった」と思えるような団体を目指していくので、よろしくお願いします。



 

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